韓国語

話せちゃう喜びを

韓国語を指導し始めて10年が経ちました。韓国語が決してネイティブのようではなく、留学経験も無い僕がなぜ韓国語をこんなに教えたいのか。それは、外国語を話せる喜びを味わってほしいからです。

多くの日本人は中高と英語を6年間も学んできたはずなのに、英語が話せないと嘆いています。僕もそうでした。英語が得意で英語特化のクラスに入れたのに、結局英語を話せないまま大人になりました。そんな自分に残念な気持ちと、ある意味挫折した状態でいました。そんな20代の自分に運命的な出会いが与えられました。

それは、元スマップの草なぎ剛さんです。2000年代に草なぎさんは「チョナンカン」として韓国人に変身し、韓国語を流ちょうに話せるようになっていました。僕はその姿をテレビで見てとても驚きました。韓国語をまともに聞いたことも無かった僕にとって、草なぎさんの流ちょうな韓国語がとても格好良く見えたのです。

スマップで相当多忙な草なぎさんでさえもマスターできたなら、僕にもできるはず!よし、韓国語を始めよう!そう決意し、韓国語の勉強を始めました。

塾に通ってみたものの

当時、男性で韓国語を学んでいる人には一人も出会いませんでした。第一次K-popブームが来る前、韓国と言えば冬ソナで、ご婦人たちが韓国にメロメロになっていたのです。そんな中、女性の中で唯一の男性生徒として韓国語教室に通いました。

韓国語教室は一般的なスクールで満足できました。基礎はここで学べました。しかし、その勉強のやり方は中学英語と全く同じだったのです。なぜならそれが通常の語学スクールの指導方法であり、語学と言えばその方法だからです。

しかし大人になってからの外国語学習を、受験のための勉強みたいにはしたくはないわけです。そして、本来の目的は韓国語を話せるようになることです。このままでは英語と同じように、問題は解けても話せるようにはならないと感じた僕は、半年の基本の学びを終えてそのスクールを辞めてしまいました。

基礎韓国語を無理矢理話す

当時サラリーマンとして働いていたので、留学をすることはできません。僕はどのようにすれば多くの韓国人と直接韓国語が話せるようになるのかを考えました。そこで始めたのが交流会です。

当時mixiというSNSが全盛期で、色々なイベントをmixiで開催していました。僕は新宿にアクセスしやすい場所に住んでいたので、新大久保のコリアンタウンで日韓交流会を企画しました。

一回で30人以上が集まることもありました。結局mixiやリピートさんを誘いながら合計100人以上の韓国人留学生や社会人と出会うことができました。しかし、ここには一つ問題がありました。それは、参加する韓国人は日本語が流ちょうだということです。日本に留学して日本語を学びに来ているので当たり前の話なのです。

しかし、僕はどれだけ会話が下手でも遅くても、そして相手が日本語が上手だとしても、ひたすら学んだ韓国語を話しました。意地でも韓国語で話すことによって、話せないフレーズや知らない単語と出会うことになり、それらをコレクションしながら発話していきました。

すると、あるときから韓国語が自然に出てくるようになりました。知らない、言えない言葉を他の言葉に言い換えて続けて話せるようになっていきました。一年たった頃には、韓国語を勉強していない人からは「韓国語がペラペラですね」と言われるようになりました。

なぜペラペラになるのか

英語では実現しなかった会話力を、韓国語ではできるようになりました。僕も不思議な感覚でした。なぜ英語は話せるようにならなかったのに、韓国語では話せるようになったのでしょうか。その理由は大きく二つあります。

一つ目は、圧倒的に発話量が多かったからです。中高6年間の英語の発話量に比べて、自分でチャレンジした時はその数十倍の発話量でした。とにかく、知ってる文をひたすら目の前の韓国人に話しました。結局、話すのが目的なのであれば、話す量を増やさなければいけません。ノートと教科書で勉強している間は話せるようにはなりません。勉強が無駄なのではなく、目的を考えて適切なバランスでやることが大切です。

二つ目は、韓国語が日本語にすごく似ているからです。英会話ではよく「英語脳」という言葉が出てきますが、これは日本語を介さずに直接英語で考え英語で話す脳の状態です。これは僕自身はアメリカ留学して半年後に形成される経験をしました。40代と言うのもありますが、現地に住んで半年かかりました。

それに比べると韓国語はとても日本語に似ているので、「韓国語脳」という言葉があるとするならば、日本人はすでに韓国語脳を持っている状態とも言えます。単語の仕組みや語順などがそうなのですが、驚くほどに日本語と韓国語は似ています。

なぜペラペラになるのかというと、韓国語学習をしていない人からすると全く聞き取れないので、超基礎の文章でさえもペラペラに感じてしまうんです。英語に関して言えば、中高6年間で会話の訓練はせずともリスニングの訓練はしてきていますので、僕たちは相当ペラペラな英語を話す人じゃないとペラペラだとは感じません。

しかし韓国語はどうでしょうか。今でこそドラマやアイドルの映像が豊富になり韓国語を聞く機会も増えましたが、しかし学校で受験で学ぶわけではありません。

「私は昨日、原町のカフェでカフェラテを友だちと飲みました。」

この文は中学生だったら英語で言えると思います。じゃ、韓国語で言えますか?言えないんです。そして、これを韓国語で聞いたとしても全く意味分からないと思います。これはとても基本的な文章です。

「ナヌンオジェ、ハラマチエインヌンカペエカンヌンデ コギソカペラテルル チングランマショッソヨ」

これを聞いて理解できますか?全く理解できないんです。もしあなたのお友だちがこの韓国語を話したらどうですか?多分驚くと思いますし、たぶん「え〜!なんでそんなに韓国語ペラペラなの?」って言われると思います。

英語ならペラペラにはほど遠いのに、韓国語で言ったらペラペラだと思われます。それが韓国語の魅力です。

そんな自信を手に入れてほしい

結局は、韓国語の会話力もそうなのですが、韓国語を話せるようになることで自信が付くんです。自分はまだ何かできるんだ!っていうのが韓国語の学びをおすすめする最大の理由です。ただ、通常の韓国語スクールでは会話に重きを置いておらず、おおかた学校の英語の授業スタイルに似ています。

だからスキップの韓国語講座は、とにかく発話を重視して、とことんトレーニングします。日本人が疑問に思うところをしっかりと解説しながら読みと発話量をふんだんに取り入れます。スキップの韓国語講座では、文字を書く時間を極限まで減らしています。レッスン中に文字を書く時間を設けると時間がもったいないからです。

これまでの英語学習のような方法の韓国語学習は自習でできる範囲なので、一人ではできない発話と発音チェックとトレーニングを中心にやります。基本文法がちょっとでもできるようになったら、少しずつ自分が話したいフレーズにチャレンジしていって、最終的には仙台空港からソウルへ向かいましょう。

そして、同じ推しメンの韓国人の友だちと一緒にライブに参加してください。それがスキップの韓国語講座の真の目的です。別に下手でも流ちょうじゃ無くてもいいんです。ただ、韓国語を少しでも話せる自分(大人になっても成長した)が、外国に行って、外国人と、外国語で話す。しかもそれが趣味の活動と繋がっている。そんな未来を手に入れてほしいです。

コミュニティとして

僕の妻は韓国人ですから、韓国好きの南相馬人、また周辺地域にお住まいの方々と出会えるのは嬉しいことです。更に、韓国が好きというだけではなく、韓国語を話せるようになりたいと一歩踏み出した方々との出会いも素敵だと思います。そのような意味で、スキップの韓国語講座はそのような、韓国が好きな人たちのコミュニティとしても用いられたらいいなと願っています。

今や小中学生からお年寄りまで、全世代に人気ですから、多世代が同じ話題で交流できるのは素晴らしいことだと思います。海外も みんなで行けば 怖くない。いつか、スキップメンバーの皆さんと本格的な観光旅行ツアーなんかができたら最高ですね!是非スキップの韓国語講座でその一歩を踏み出しましょう!一年後、韓国でスキップしている皆さんになっていることを心から願っています!

システム

タイトルとURLをコピーしました